●お仕事内容を教えてください
中工丸という船の甲板員として船と陸にまつわるいろいろな仕事をしています。船が港に停泊している時は船の整備が中心です。外回りにできたサビを落とし、磨いてペンキをかけ、重機の整備をしたり、ワイヤーの交換や整備をしたりと船を愛でる気持ちでメンテナンスに励みます。
現場での仕事の時は浚渫の工程の一部としてオペレーターとやりとりしながら海底を掘り、掘った土は別の船に入れる作業をします。最近重機の操作を覚えつつありクレーンの資格をとりましたので、これから仕事の幅はどんどん広くなると思います。クレーン資格取得は会社で支援していただけるのでとてもありがたいです。

 



●日本港湾建設を選んだ理由を教えてください
私は宮古島出身で父は漁師をしていることもあり海は生まれた時から身近な存在です。前職も海にまつわる仕事だったということもあり、海で仕事ができるということに親近感がありました。
ちょうど先輩が日本港湾建設の関連会社に就職していてその先輩から誘われました。最初は浚渫のことはもちろん、専門用語がわからず何も知識のない状態でしたが、気になることはどんどん聞いていいよと言われてすぐになじんでいけたと思います。
福利厚生が充実しており、休暇もまとまってとれることなどの条件はとても魅力的でした。
大好きな海で仕事ができて幸運だったと思います。

 

 

●会社の雰囲気、社風など教えてください
現場に出たら集団生活になりますので会社の人とは長い時間を一緒に過ごします。家族とは違いますが、家族に近い関係性になりますので、お互いに助け合うという気持ちが自然に生まれていきます。困ったことわからないことは、とにかく聞くどんどん聞く、という姿勢でいます。
休みの日は思い切り解放されるので、のんびり過ごします。今は蒲郡に住んでいますので、見聞を広める意味でも有名な観光スポット巡りをしたり、友人と美味しいものを探して食べ歩いたりしています。
食べるといえば、船には専属の料理長の方がいるので乗船中は毎食美味しい食事を作ってもらえます。おかげで入社してからちょっと体重が増加傾向にあるので、美味しすぎるのも考えものですね(笑)。

 

●学生の皆さんへ
私は浚渫のことも専門知識も全くない状態で入社しました。正直に言ってかなり不安はありましたが、現場で先輩たちが丁寧に教えてくれるので、そんな不安もすぐに吹き飛び、慣れていきました。現場ごとに感覚も専門性も少しずつ違うため、事前に勉強するというのも難しいのです。だからあまり難しく考えずとにかく会社に行ってみる、現場に出てみる、といった感覚で気軽に訪問してみてください。